こんにちは!
夏真っ盛りな今日この頃ですが、今年の夏は特に暑い!!
こんな暑い日は、避暑地の定番“軽井沢”に足を運ばれる方も多いのではないでしょうか。
軽井沢の観光地といえばアウトレットや、白糸の滝などを訪れる方が多いと思いますが、少し足を延ばしてぜひ行っていただきたいスポットがあるのでご紹介させていただきます。
みなさんは、歴史ある赤煉瓦造りの碓氷第三橋梁(めがね橋)をご存知でしょうか?
明治時代に造られたとても歴史のある橋なのですが、一言で歴史のある橋と言っても、殆どの方がヘェーという感じだと思いますので(笑)
今回は碓氷第三橋梁(めがね橋)の今に繋がる技術と歴史を中心にご紹介させていただきます。
碓氷第三橋梁(めがね橋)について

碓氷第三橋梁は通称めがね橋と言われています。
横川駅から軽井沢駅間の橋梁の一つで、碓氷峠の急坂を越えるべく、日本で唯一アプト式が導入され、昭和38年の新線敷設のタイミングで廃止となりました。また、新線も平成9年の新幹線の開業とともに廃止になりました。
径間数4、長さ約91メートル、高さ約31メートル、200万個以上の煉瓦を用いたアーチの橋は日本最大級とされ、平成5年には重要文化財に指定されました。
ちなみに時速は9.6キロ程度ととてもslowで、横川駅から軽井沢駅間の短い距離を80分かけて走っていたそうです。人が走るスピードと同じですね。
明治24年から26年の短期間での建設は、 重機もない当時の技術の高さを象徴し、実際に真近で見てみるとその迫力に圧倒されます。わずか2年あまりで完成させた背景には、日清戦争の際の物資や兵員の輸送という軍事的な理由もあったとのことです。
背景を知った上で訪れると、なんともいえない感情になりますね。
アプト式って何?
アプト式とは、2本のレールの真ん中にラックレールとラックギアという歯車型の車輪を嚙みあわせることで、急勾配の線路を登り降りすることができるというシステム。
このアプト式はもともとスイスのロマン・アプト氏が発明したもので、日本人技師が視察後に採用したそうです。今ではこのアプト式の鉄道は廃止され、遊歩道になっています。
めがね橋を歩いてみた

近くの無料駐車場に車を止め、道なりに沿って3分程歩くとめがね橋です。近づいてみると橋の大きさがよくわかりますね!見上げる程の大きさと歴史を感じる赤煉瓦に感動します。
ぜひ下からの景色で満足せず、上まで登っていただきたい。

ここを列車が通っていたと思うと不思議な感じですね。

向こう側には廃線となった新線が見えます。
私は5月に行ったので緑でいっぱいでしたが、秋には紅葉でオレンジ色に染まり、冬には雪景色で幻想的になるそうです。四季によって様々な景色が見れるのは魅力的ですね。
アプトの道を歩いてみよう

めがね橋の両橋にはトンネルがあります。アプト式から名をとって「アプトの道」と言われていて、こちらも歩きやすく整備されています。トンネルに入るとひんやりとしていて、どこかタイムスリップしたような感覚になります。

出口をむかえると次に見えてくる景色もまたトンネルです。めがね橋から3つ程トンネルをくぐると碓氷湖に到着します。
その先もひたすらトンネルをくぐりながら進んでいくと隣の駅に到着するようですが、今回は雨が降り始めてしまったので、途中で折り返しました。
こちらのトンネル内は18時まで電灯が点いているので、お時間がある方はハイキングをしてみてはいかがでしょうか。
写真を撮るならココ!おすすめ撮影スポット
下から撮っても上から撮っても絵になること間違いなしですが、私が個人的におすすめしたいポジションはカーブ34付近にある、路肩からの写真です!道路脇に5台程停められるスペースがあるのですが、ここから撮った写真がこちらになります。

私の後ろに駐車スペースがあるのですが、めがね橋をバックにご自慢の愛車と一緒に撮影している方もいらっしゃいました。
撮る場所や時期によっても、全く雰囲気の違った写真が撮影できますので、ぜひ、ご自身のベストポジションを探してみてください!
まとめ
碓氷第三橋梁(めがね橋)は歴史を知ってから行くことをおすすめします!私も歴史を知らなかった時は、軽く見て写真を撮るくらいの観光スポットかな~と思っていましたが、歴史を知った上で訪れてみると、感じ方が全く違うものでした。
次回は紅葉の時期を狙って行ってみようと思います!
所在地 | 群馬県安中市松井田町坂本 地内 GoogleMapでみる |
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営業時間 | 通年 |
定休日 | 終日開放 |
アクセス | 上信越自動車道松井田妙義ICより車で25分 |
駐車場 | 有(普通車22台/バス4台) |