沖縄の人気ソウルフードと言えばいくつか有名なものはありますが、その中でも「沖縄そば」は上位にランクインするのではないでしょうか。沖縄そばは、ソーキそばや宮古そばなど地域によって様々な種類がありますが、今回ご紹介させていただくのは八重山地方のそば、「八重山そば」です。
地元の方いわく「沖縄そばとはひと味違う」とのこと。そこで今回はこだわりの「八重山そば」を提供してくれて、地元の方にも愛される「八重山そば処小松」に潜入してきました!
そもそも八重山そばってご存知ですか?

本州で食べるそばを想像していると、少し「?」と思われる方もいるかもしれません。八重山そばは、豚骨ベースで、具材は細切りの豚肉やかまぼこが入っています。麺は細く丸く、縮れのないのが特徴です。
本州のそばと決定的に違うのは、八重山そばの原材料にはそば粉が含まれていないんです!!衝撃!!(笑)そもそもそばではないんですね(笑)主に小麦粉とかん水のみで作られているので、そばというよりはラーメンに近いような麺になっています。
八重山そばが大好きな島人は、週に何回も食べる方もいるんだとか。そこまでおすすめされる八重山そばならば、絶対に食べないわけにはいきません!
「八重山そば処 小松」とは

実は「八重山そば処 小松」が開店したのは2014年と意外と歴史が浅いんです。大阪の料亭で修行を積み、旧石垣空港のレストラン「ゆうな」にて25年間勤務をされたオーナー。のちに自宅の民家を改装し、今の「八重山そば処 小松」をオープンしたという訳です。「ゆうな」のそばがとても愛されていただけあって、オープン当初から人気を集めていたようです。
八重山そば選手権グランプリ獲得☆

そんな「小松」は開店わずか1年で八重山そば選手権グランプリを獲得しています。驚異的なスピードで上り詰めた事も凄いのですが、さらに驚くべきは翌年もまた、グランプリを獲得しているんです!!
八重山そば選手権は、実際に一般の方が3ヶ月の期間内に対象メニューを食べて審査しています。出店店舗は44店舗、投票数は1万4000件にも及んだ中、グランプリ2連覇は素晴らしい。期待に胸が膨らみます♪
古民家風な造りで沖縄感満載!

風情ある赤い瓦屋の古民家、いわゆる”沖縄”という感じの外観です。店の前のシーサーがとっても可愛いです!

店内は、木を基調とした落ち着いた雰囲気で、民謡の音楽が流れていました。

ウッドデッキもあるようです。晴れた日には外で食べるのも気持ち良さそうですね。今回は生憎のお天気だったので、店内でいただくことにしました。店中におだしの良い香りが漂っています。早く食べたい!!(笑)
これぞ王者の味!

メニューには沖縄そばがいくつかあります。お手頃価格でいただけるのも嬉しいですね。さっそく注文してみます。
八重山そば

これぞまさにグランプリの貫禄!!美しい!!まずはスープからいただきます。だしが効いていて濃厚!!でもあっさりしているので癖になります。少しスープの色が濃いように感じましたが、これは鶏や豚、カツオだしのエキスがたっぷり抽出されているからだそうです。朝の4時からじっくり仕込み始めるスープは絶妙!

そして太めの麺はこしが強く、スープに絡んで美味しい!!
三枚肉そば

3枚もお肉が乗っている!!柔らかくて、とろけるお肉の脂身がそばの旨味を引き出していて、こちらも美味しい!!お肉のアップをご覧下さい。

みるからに柔らかそうでしょ!!
島らっきょう

そして店員さんおすすめの島らっきょうも注文してみました。シャキシャキ!!新鮮でピリッとした辛さがおつまみに最高です。

そして食後にはサービスでサーダーアンダギーをいただきました。ありがとうございます!もちもちしていてすごく美味しい!!
雰囲気といい、味といい、接客まで、大満足のひと時を過ごせました。ごちそうさまでした!
今回お伺いした「八重山そば処 小松」
石垣島のゆったりとした時間の中で、美味しい八重山そばをお探しなら「小松」で決まり!間違いなく納得のいくおそばが食べられますよ!11:00~15:00までの営業ですが、そばが無くなり次第終了。グランプリの八重山そばは誰もが食べたい逸品!ぜひ、お早めに足を運んでみてください。
八重山そば処 小松
住所 |
沖縄県石垣市字新川2460
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電話番号 | 0980-87-0779 |
営業時間 | 11時~15時 |
定休日 | 不定休 |
※情報は記事公開時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。