日々の忙しい生活や人混みにちょっと疲れを感じている・・・という方も多いのではないでしょうか。そんな方にオススメなのが「報国寺」。観光地の格付けをするミシュラン・グリーンガイドで3つ星を獲得しており、その幻想的な竹林の静寂は現実を忘れ、疲れを吹き飛ばしてくれるでしょう。さぁ、至福の時間を過ごせる竹寺「報国寺」へいざ出発!
別名「竹寺」と呼ばれる「報国寺」とは?

報国寺は最寄りの駅である鎌倉駅からバスでゆられること約10分の位置にあります。時間に余裕のある方は鎌倉の景観を見ながら徒歩で訪れるのがおすすめ。30分程かかりますが、鎌倉の街並みやおしゃれなカフェなどを見ながら歩けばあっという間に到着します。
報国寺は建武元年(1334年)に創建された臨済宗建長寺派の禅宗寺院です。開基は足利尊氏の祖父である足利家時と言われており、700年近い歴史を持つ寺ですね。
本堂の裏手に「竹の庭」という見事な竹林があることから、別名「竹寺」と呼ばれています。竹林以外にも立派な庭園や苔の草花などに目を止めると報国寺の魅力をより一層感じるでしょう。それでは報国寺の見どころを紹介していきます。
まずは「竹の庭」へ

報国寺にきたら「竹の庭」は一番の見どころですので是非訪れましょう。2,000本以上の孟宗竹という竹林が生い茂っており、その幻想的な景色の美しさは、時が止まったような感覚になります。幻想的で静寂な雰囲気は一見の価値ありです。
真夏に訪れましたが、竹林の中は非常に涼しくマイナスイオンにあふれているので、連日の猛暑を忘れさせてくれます。「休耕庵」という茶席がありますので、抹茶のいただきながら木漏れ日が差し込む竹林を眺めることができます。
美しい庭園に感動!「枯山水の庭園」

報国寺は竹林に目がいきがちですが、中庭の枯山水の庭園も見事です。
枯山水(かれさんすい)とは、日本庭園様式の1つで、水は一切使用せずに山水の風景を表現すること。報国寺の枯山水の庭園はよく手入れがされており、その美しさに心癒されること間違いないでしょう。
まるでじゅうたんのような美しい「苔」

報国寺は苔の美しさでも有名です。十数種類の苔が生息しており、境内を散歩していると緑のじゅうたんを歩いている感覚になります。
他にも境内にはたくさんのお地蔵さんがあります。苔に覆われており分かりずらいですが、よく見ると表情がそれぞれ異なってます。興味のある方はゆっくりと見てみて下さい。
足利一族の墓(やぐら)
竹林を抜けると「竹の庭」を見下ろすように掘られた「やぐら」が見えてきます。このやぐらは報国寺を開基した足利家時や永享の乱で自害したとされる足利義久、その他足利一族の墓と伝えられています。
無数のやぐらや五輪塔が整然と並んでいるさまは歴史のはかなさを感じます。歴史好きの方にはじっくり見てみることをおすすめします。
鎌倉に来たら報国寺へ行こう!

いかがでしたか?「報国寺」の幻想的な竹林の静寂は心と体を癒してくれること間違いなし!です。マイナスイオンあふれる竹林の空気を吸い込んで一度リセットするのもおすすめです。是非のんびりと報国寺を満喫してみてくださいね。